西福寺・令和の大修理だより

 

令和6年8月(2024年8月)


【覆屋の中へ】

ふくい文化財かわら版


敦賀市の西福寺で行われている、御影堂の大修理の様子をお伝えします。


 御影堂を覆う覆屋の中に照明器具、天井クレーンが取りつき、ついに覆屋の工事が概ね完了しました!

 いよいよ御影堂本体の工事がはじまります。屋根、木部など、傷んだ部分の解体を進めていきます。


 覆屋が完成したことで、瓦を取り外す作業がしやすくなり、雨風の侵入を防いで、安全に工事を進めることができます。


 これから、解体工事を通して、建物の傷み具合や過去の修理履歴、そして今回どのように修理していくかなどを一つずつ丁寧に調べ、検討していきます。


 この大きな屋根がどのように変わりゆくのでしょうか。

 

今後も修理の進捗をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!




覆屋の壁に照明が取り付きました。作業をしやすくするために、これから照明の角度を調整していきます。

 

覆屋の天井にクレーンが取りつきました。重い荷物を吊り上げて、運搬することができます。

 

一階の作業足場に照明が付きました。 

 

二階の作業足場にも照明が付き、前回(7月)より、明るくなりました! 

 

【比較】ひと月前の様子。照明がなく、全体に暗めでした。

 

 



 

 

 

ふくい文化財かわら版

福井県教育庁生涯学習・文化財課文化財グループ



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