西福寺

 西福寺は、南北朝時代(正平 23 年)に良如上人によって開かれた浄土宗の古刹です。はじめは天皇の勅願所、後に足利将軍の祈願所となり、室町時代に隆盛しました。戦国の争乱で一時疲弊したものの、中興・道残上人により復興し、歴代領主により寺領を安堵されています。
 山門・御影堂・阿弥陀堂といった本山格の伽藍を備え、その建物の多くが国や市の文化財に指定されています。国の名勝に指定され、江戸中期作庭と伝わる書院庭園と併せて境内全域で浄土宗の極楽往生の世界観が良く表現されています。
 さらに、経典や高麗仏画などの多くの美術工芸品を所有し、その多くが文化財の指定を受けています。数々の素晴らしい美術品に加え、西福寺文書(県指定文化財)は県下有数の中・近世文書群として知られています。

 平成13年~18年に第1期修復事業として書院庭園、阿弥陀堂、書院、渡廊下の保存修理を実施し、今回が第2期修復事業となります




所在地

〒914-0824
福井県敦賀市原13-7

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